公益財団法人川崎市文化財団は、2025年、設立40年目を迎えました。この節目に、これまで歩みを振り返りつつ、現状を確認し、これからを考えるために、昨年6月に、若手職員を中心に「財団の未来・ミライを考えるワーキング」を立ち上げました。14回にわたる議論と職場討議を経て、この6月、財団の新たなステイトメントを策定しました。今後、文化財団職員全員であらためてこのステイトメントを共有し、それぞれの現場、事業において、その具体化に向けて、新たな歩みを続けていきます。
川崎市文化財団は、その総合力と専門性を活かし、市民とともに文化芸術を創造し、誰もが自分らしく、生き活きと心豊かに暮らせるまちづくりに貢献します。
<新たな価値をつくる>
文化芸術の素晴らしさ、感動を届けるとともに、多彩な場をつくり、活動を支援し、その可能性を切り拓きながら、多様で新たな価値の創造に挑んでいきます。
<繋いでいく・循環する>
これまでの文化芸術の営み、培われてきた文化や歴史、伝統芸能の記憶を引き継ぎながら、大切なものを再発見し、次の世代に繋いでいきます。
<アート・フォー・オール>
誰もが文化芸術に触れ、身近に参加できる環境づくりを進め、市民誰もが生き活きと心豊かに暮らすことができるまちの実現を目指します。
<よりどころ>
文化芸術を介して、人と人、人とまちをつなげ、市民それぞれが「よりどころ」と感じられる多様な居場所を生み出しながら、関係性豊かでより社会包摂の進んだ地域社会を育みます。
<まちとともに>
地域資源を活用しながらまちを耕し、複雑化する地域の課題に向き合い、新たな問いを大切にしながら、その解決に取り組んでいきます。
私たちは、地域社会の一員として、多様な他者との協働、共創に取り組みます。
私たちは、文化芸術を担う中核的組織として、その専門性を生かし、市民やアーティストの活動を支えます。
私たちは、困難な状況にも前向きに取り組み、文化芸術活動を継続的に支援します。
私たちは、社会課題に向き合い、あらゆる差別を認めず、公平な社会の実現に取り組みます。
私たちは、互いの存在を認め合い、誰もが働きやすい持続可能な職場づくりを進めます。