ぱらあーとのお知らせ

2025年04月11日お知らせ

【令和6年度パラアート推進公募型事業委託】事業報告書を掲載しました

川崎市文化財団では、「パラアート」=“障がいの有無に関わらず親しめる文化芸術活動”と捉え、パラアート推進のための環境づくりに取り組んでいます。
その取り組みの一つとして、「令和6年度パラアート推進公募型事業委託」では、パラアートの観点から、多様性を尊重し合う心豊かな社会の形成に向けた課題解決に取り組む事業を公募し、審査を経て選ばれた6団体に委託実施しました。
各事業の内容・成果等は、以下のとおりです。
なお、「令和7年度パラアート推進公募型事業委託」の募集のご案内は4月15日(火曜)までにお知らせ欄で公開いたします。

【スタートアップ事業】

●Dreamweaver Live 障害のある人と無い人が一緒に JAZZを楽しむ時間

(委託先)NPO法人あいけあ
障害のある人もない人もお互いの表情が見えるよう一緒に輪になって鑑賞できる、プロのジャズシンガーによるライブを開催しました。特に重い障害のある医療的ケアが必要な方も安心して参加できる環境を整えて開催することにより「どんな人でも楽しめる」コンサートとなりました。

イメージ:ジャズライブの様子


●こんにゃく座の小中支援級3校連携鑑賞事業
(委託先)オペラシアターこんにゃく座
オペラシアターこんにゃく座による「こんにゃくざのおんがくかい」を小中3校合同で特別支援学級の児童を対象に実施しました。子どもたちが安心して鑑賞できる公演になりました。また、保護者や地域の方々にも参加していただくことで、家庭内コミュニケーションや相互理解のきっかけにもなりました。

イメージ:こんにゃく座の音楽会の様子


●公益財団法人現代人形劇センター

(委託先)多様性を生かしたパラ人形劇×ダンスのワークショップ・発表会
自分で作った人形と一緒にステージで踊りを披露するワークショップを開催しました。人形づくりでは廃材を活用し、形や動かし方の異なる個性豊かな作品が完成するとともに、ダンスでは障がいの有無を超えて、人形を通して参加者同士が仲良くなるなどの交流も生まれました。

イメージ:パラ人形劇×ダンスのワークショップ・発表会の様子

【ステップアップ事業】

●誰でもできる人形劇ワークショップ

(委託先)にこにこあおむし人形劇団
障害福祉施設等3か所に出向き、人形を作り、劇を練習し、発表するまでを体験できるワークショップを開催しました。参加人数や障害特性にも柔軟に対応できるプログラムと、経験豊富な講師(人形劇団員、音楽大学講師)のファシリテーションにより、会場ごとにユニークな発表が生まれました。

イメージ:人形劇ワークショップの様子


●音楽の魔法コンサート

(委託先)Kids Music Community
障がいのあるなしに関わらず参加しやすく、楽器体験まで楽しむことができるインクルーシブなクラシックコンサートを市内2か所で開催し、共通の音楽体験を通して「多様性」を体感できる機会としました。公募で集まった“子どもプロデューサー”がバリアフリーについて学んだうえで企画運営に携わり、障がいの有無に関わらず活躍しました。

イメージ:音楽の魔法コンサートの様子


●プチリズムフェス♪WASA WASA!!

(委託先)リズムフェス実行委員会
本物の太鼓を参加者全員に配布し、誰もが必要とされる喜びを味わうことのできる全員参加型のイベントを開催しました。コンテンポラリーダンサーとコラボレーションしたことで、より豊かなリズムや身体表現が生まれました。

イメージ:プチリズムフェスの様子